体毛には役割があり、決して「ムダ毛」ではないのです。

体毛は、一部を除いて「むだ毛」と称される事も多く、処理をされている方も多いと思います。しかし、体毛は本当に「むだ毛」なのでしょうか? いいえ、それは違っています。体毛が私たちの身体に当たり前に存在しているということは、そこに必要な役割があるから存在しているのです。それではどのような役割があるのでしょうか?
まず体毛の役割の基本的なものとして保温機能があります。身体の表面からの放熱を防ぎ、体温を保持する役割です。また有害な紫外線や太陽熱からの保護の役割をも担っています。同時に、物理的な刺激から皮膚を保護するという役割も持っています。頭髪や生殖器などにしっかりとした体毛が生えているのはこのためだと言えます。次に、体毛に伝わった刺激を脳に伝える「センサー」としての役割も持っています。よく猫のヒゲがこの役割に例えられます。そして、体毛を組織するそれぞれにアポクリン腺と言われる分泌腺があり、いわゆる「フェロモン」と言われる物質などが分泌されます。このニオイによって無意識のコミュニケーションを行っているのです。さらに抜け落ちる際にも役割を持っています。飲食の際に体内に取り込まれた水銀やヒ素などの有害物質を体外へと排出するという役割です。
また、体毛がある部位についてもちゃんとした意味があります。頭髪は脳や頭蓋骨を保護するため。まつげや鼻などの毛はホコリなどの異物の進入を防ぐためなど、主に防御機能であると言えるでしょう。
体毛は決して「むだ毛」なだけではないのです。