体毛とはそもそも何か?ムダ毛の脱毛を考える前にチェック

 体毛とは、人や動物の皮膚を覆う細かい糸状の突起物のことをいい、特にヒトでは、頭頂部から後頭部にかけての頭髪は濃く、それ以外の場所は産毛の状態といえます。ヒトの体毛の数は約500万本と言われています。その中でも目に見えているのは全体の3分の2程度。残りは皮膚の中に存在していると言われています。では、体毛とはどのような構造をしているのでしょうか?
 毛の構造は大きく分けて2段階に分けられます。ひとつめは表皮から上の「毛幹」という部分。ふたつめは表皮より下の「毛根」と言われる部分です。
 毛幹は3つの部分からなっています。ひとつめは毛幹の芯となる毛髄質。この毛髄質の量で毛の太さが決まり、体温を保持する機能もあります。ふたつめは毛幹の主成分となる毛皮質で、この層により毛の質や色が決定されます。そしてみっつめはキューティクルという言葉で馴染みがあり、毛小皮と言ってケラチンというたんぱく質で出来ています。
 毛根は普段は毛孔(毛穴)より下に隠れており見えませんが、抜け毛などを見たことがあればお分かりになると思いますが、根元が少し膨らんでいます。その部分を毛球部と言い、その周りを保護しているのが毛包と呼ばれる毛の生産の補助組織となります。
 もちろん体毛として成長するには栄養が必要です。その栄養は、毛球部の先端にある毛乳頭という場所で毛細血管から得られます。得られた栄養は毛乳頭を通じて「毛母細胞」に送られ、この毛母細胞が成長し、分裂し増殖しながら上へと押し上げられながら分化して体毛が形成されていきます。